高校時代②

前回お話したように、1年生の秋にクラス担任との進路面談がありました。そこで「数学」ってカッコイイくらいのノリで、2年次の文系科目に加えて数学のクラスを選択しました。最初は担任に大丈夫かと心配されました。というのも僕の1学期の評定平均は5段階評価で3程度(英語、数学も3)だったからです。あとは僕が週7日で活動がある野球部に所属していたこともありました。毎日の朝練・放課後練でへとへとになり、学校の授業以外で勉強することはほとんどないという状態でした。でも、なぜか数学をⅡBまでやるって決めたんですよね。いまふりかえってみると、あの時数学をやるって決めなかったら京大はおろか国公立を志望することすらなかったのかと思うと...想像以上に大きな決断だったんだなと感じます(笑)

もし志望校や科目選択で迷っている人がいたら、とりあえず数学をやることをお勧めします。数学をなんとか標準レベルまでやっておくと、自分が思っている以上に選択の幅が広がるからです。僕の場合、2年生の途中から国公立文系志望になって(それまでは私立文系志望)、3年生になってから京大志望になったけど、私立志望の時期も数学は苦手なりにやっていたからこういうことができたと思う。あと私立文系志望の人でも、数学受験のほうが有利になることがあるのでお勧め。例えば、明治大学青山学院大学なら日本史や世界史より数学のほうが個人的には簡単だと思う。あと慶応義塾大学の経済・商学部は募集人数が、地歴選択者より数学選択者のほうが露骨に多いです。さらに経済・商学系は、入学後も数学使うからなおさらですね。

高校時代①

わが母校は偏差値50台の公立高校で、1学年300人超です。卒業生の進路は一般的な4年制大学、短大、音大、芸大、専門学校、就職と、いろいろな人がいました。(注:全日制の学校です)

そんな感じなので国公立大学を目指す人は学年の一割に満たなかったと思います。4年制大学で、うちの高校からの合格者が多いトップ3は神奈川大学関東学院大学産業能率大学でした。数は減りますがMARCH日東駒専もいます。

僕も当初は私立志望で青山学院大学に行ければいいなと思っていました。ですが1年生の秋ごろ、進路面談で数学をⅡBまでやるのか決めなければいけなくなったとき、国公立大学受験の選択肢を残すために数学をやることにしました。とはいうものの当時の自分は数学が苦手で、ⅠAの教科書レベルでつまづいていました。他の科目も同じような状態でした。